伸びないスーパーバイザーに見る5つのポイント
ちょっと刺激的なタイトルにしました。
誰かを否定する訳ではなく、あくまで自分自身に良いかせる意図なので、
そんな感じで読み流してもらえばと思います。
早速、結論から書きます。
①聞いてるだけで提案しない
②ITリテラシーが低い
③数字に弱い
④情報弱者である
⑤憎まれ役になれず、良い人になろうとする
以上の5つです。
それぞれ補足していきます。
①聞いてるだけで提案しない
店舗に訪問して話を聞くだけなら誰でもできます。
重要なのは、「その人だからこその提案」をすることです。
(右から左は論外。ただの子供のお使いです)
〇×は関係なしです。すこしでも相手に「おっ」と思わせることができたなら
提案の価値アリです。
反対にただ聞いているだけの相談役であれば、SVの存在意義が問われるでしょう。
その場で良い案が思いつかなければ、時間をもらって必ず後追いで提案をする。
結果的に響かなくてもOK。0→1を生み出すことに意味があります。
②ITリテラシーが低い
今の時代において、ITリテラシーが低いというのはもはや致命的です。
小学校でもプログラミングやオフィス系のソフトを習うところもあります。
おそらくもう10年経つと、ハイパーな若者が現れるかもしれません。笑
今まで逃げ続けていたのであれば、これを機にトライあるのみです。
③数字に弱い
スーパーバイザーとして加盟店の数値状況から要因分析をするのは当たり前です。
大事なのは、分析して”満足”してしまうことです。
数字から見えることは、ちょっと見れる人が見れば言わなくてもわかるのです。
SVとしては、さらにもう一段階深堀して、その数字から見える”未来”をイメージして、
仮説を組み、提案に繋げる事です。
提案までコミットしたら、あとは実践あるのみ。PDCAをぶん回しましょう。
④情報弱者である
もはやいうことありません。情弱になることは人生そのものを損します。
無駄に知識を得る事はありませんが、世間で話題になっている分野くらいは
インプットしておくようにしましょう。
※ちなみにAiphone13が発表されました。何が変わったのか知ってます?
⑤憎まれ役になれず、良い人になろうとする
真の信頼を得るには、当然、言いにくい事も伝えていかなければいけません。
例えば、加盟店オーナーや従業員の身だしなみ、言葉遣いなど、細かい部分にも
目を配るようにします。
良い言葉だけを並べて、良い人になるのは簡単です。
ただ、それでは困難を乗り切る事はできないでしょう。
苦しい時、至らない点を見つけた時、適切な言葉を選び、改善提案するスキルは
SVとしては必須のスキルです。苦手なタイプの人ほど、近づく努力をした方が良いです。
それは自身の「成長の壁」です。
プライベートで苦手な人に近づく事は一切必要ありませんが、
ビジネスにおいてはそういう人ほど、自分に足りない点を教えてくれたりします。
何ごとも捉え方次第です。
まだ考えれば出てきそうですが、今回はこの5つに絞ります。笑
何か気づきになるヒントがあれば拾ってもらえれば幸いです。
ではこの辺で。
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北海道苫小牧市へ
この日は北海道苫小牧市にある担当店舗への臨店。
コロナの影響もあり、オープン立上げから半年以上経過して初の臨店だった。
ジメジメした都会の空気と違い、北海道は晴天に恵まれ涼しく爽快だった。
遠距離の訪問もこういったちょっとした事で気分が上がる。笑
店舗に到着後、Aオーナーと久々の対面。
オンラインMTGでは顔を合わせていたものの、対面は久々ということもあり
感慨深かった。
到着早々、集客施策を中心に相談を受けた。
実はどこの店舗に訪問してもお決まり文句がある。
「他の店舗どうですか?」
大体この言葉がレーザービームのように飛んでくる。笑
この点については話せる範囲で共有を行う。
特に同じ北海道の店舗は比較対象として知りたいハズなので、その辺りも考慮。
他店舗の状況も踏まえ、話題は具体的な施策案の相談へ。
相談内容としてはチラシや情報誌などの紙ベースの打ち出しに関するもの。
これはどんな業態・業種でも言えることだが、
競合となる同業者と同じ販促を行っても、ユーザーから見れば何の変りもない。
この日は、これまでに実施してきた施策を洗い出し、且つ競合店も実施していない
施策をブレストで意見交換。差別化戦略を理解してもらうように努めた。
結果として2つ3つではあるが、差別化を図れる良い案が出た。
あとはやるかやらないか。
やれば結果が出るし、やらなければ何も生まれない。
(今回訪問先のオーナーは行動力高いので心配はしていませんが)
今回、訪問してあらためて感じたことがあった。
それは「対面だからこそ感じ取れるちょっとした表情変化や言葉のニュアンス」
これはオンラインで感じ取るのは中々難しい。
洞察の中で感じたものから、適切な言葉を選び会話を進める。
今回行ったブレストでの意見交換も膝を突き合わせ、受け手の感情を汲み取れた結果、
いくつかの案を生み出せたと感じる。
この辺は言語化するのも難しい領域だが、自分の考えるSVメソッドの中枢を握る
「鍵」となる部分でもあるので、資料化は挑戦しつづけたいところ。
「臨店」という形にこだわる訳ではないが、
必要性があるのであれば、今後も定期的に訪問を行いたいと感じた1日だった。
明日は同じ道内の岩見沢市へ。
ではでは。
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従業員の離職問題
突然訪れる「従業員の退職問題」
経営者から見れば複雑な感情になることも多いと思います。
「そういうものだ」と割りきることができれば良いですが、長年勤めた人が辞める、もしくはようやく採用できた人が辞めてしまうということは、少なからずダメージを受けるものです。
私も全国の加盟店を見て回る中で、従業員問題に関する相談を多く受けます。
その相談内容にはいくつかの「共通点」が見て取れます。
1人のスーパーバイザーから見てとれる視点ですが、共有してみたいと思います。
結論から記載すると
・なんのために働いているのかわからなくなった
・給料が上がらない
・評価されない
・どうすれば給料があがるのかわからない
・どこに向かっているのがわからない
・オーナーが来ない、何をしているかしらない
・残業が当たり前で残業代が出ない
・休みが少ない
・聞いていた内容と違う仕事をやらされる
こんなところでしょうか。
大枠としては「未来が見えていない」というところが大きな共通点です。
現場で働く末端の従業員さんに夢を描かせることができていないのです。
従業員さんだって1人の人間です。
家族も入れば、やりたいことだってあります。
人員不足解消の為に採用しただけであれば、いずれ離れていくのは当然でしょう。
現代は売り手市場です。
コロナ過において、一定の人材流出はありましたが、
それでも力のある人材にはそうそう出会えるものではありません。
ここに「内定先企業を辞めたい」と思う人のアンケートがあります。
出典:若者の早期離職の原因とデメリット、企業がとるべき対策まで徹底解説
見てもらうとわかる通り、キャリアップ、理想とのギャップが上位に来ています。
注目すべきは「キャリアップしたいから」という回答です。
違う言い方をすれば、その職場では「キャリアップ」に繋がらないと感じていることになります。
この期待に応えるのは並たいていの努力では不可能です。
大手企業だからと言って、キャリアップできるかと言えばそうではないからです。
ではどうするか?
結論としては、良い意味で「ハッタリ」を織り交ぜつつ、夢を描いてもらうことしかありません。
間違っても目先の作業だけで、1カ月を終わらせないことです。
今後は何を考えて、どう広げていくか?
そのプロセスの中でどう評価をしていきたいと思っているか?
また、その評価の対価はどんなタイミングで支払う予定か?
この辺りの人事設計が無いと、慢性的に人材不足に陥ります。
どんな小さい職場でも、長く楽しく勤めている方はいます。
どんな業種・業態でも「人」で数字が変わるのは言うまでもありません。
貴重な人財、大切にしていきましょう。
ではでは。
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今を見極め、先を見据える力
目まぐるしく変化する現代。
情報弱者になることは、人生そのものを損することに繋がります。
今はフランチャイズ本部に身を置いている自分も、1人のGMとして、
1人のSVとして、世の中で今、何が起きているのか、起こりつつあるのかという視点は
常にアンテナを張るように意識をしています。
iPhoneが登場してから10年ちょっと。
あと10年したら、何がどうなっているのでしょう。
もしかしたら車は空を飛んでいるかもしれません。
AIやロボットに仕事を奪われる人もたくさんでてくるでしょう。
今を見極め、先を見据えることは、残りの社会人キャリアを有意義に過ごすためにも
必須の能力です。
日々、多忙にすごしていると、視野が狭くなり、思考停止に陥りやすくなります。
テレビや雑誌、ネットからの情報だけでなく、時には自ら出向き実際に目で見て、
手に触れる事がとても大事です。
実は私の妻はメガバンクのバックオフィス系業務を行っているのですが、
先日、ついに整理解雇のお触れが社内に出たそうです。
内容としては入力処理システムの導入に伴う人員整理でした。
結論としては、妻は終身雇用の契約でもあった為、直接の影響はありませんが、
同僚の社員、パートの方、大勢の人が職を失うことになったそうです。
突然、訪れる「失職」
社会人にとってこれほど嫌なものは無いでしょう。
とは言え、今は1つの企業に長く勤めていれば、給料が上がる時代では無くなりました。
1つのキャリアを極めれば安泰という時代はとっくに終わりを告げているのです。
1つの企業に依存した働き方ではなく、フレキシブルに自分のやりたい仕事を
自分のペースで勝ち取る時代に入っています。
(副業禁止なんて企業は今後、ますます人材不足になるでしょう)
どんな業界でも「ゲームチェンジ」は突然訪れます。
今まで当たり前だったことが、突然覆され、通用しなくなるのです。
その時、みなさんは今の仕事で乗り切れるでしょうか?
従業員さんを守ることができるでしょうか?
今は「個」の力が本当に問われる時代になりました。
どんな物事においても「他責」である人はどんどん淘汰されていくと思います。
私も1人のビジネスパーソンとして、自分の目や体で経験してきたこと、
これから見えてくるであろう景色を惜しみなく、ご縁のあった方とは共有をしてきたいと思っています。
悔しいですが、失った時間は二度と戻ってきません。
今日も限りある時間を大切に使っていきましょう。
ではでは。
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各部門を巻き込むブリッジスキル
組織内におけるブリッジ役。
どんな組織においてもブリッジを担う人のスキルが高ければ高いほど、
チーム・組織に共通認識が生まれ、活性化に繋がります。
反対にこのブリッジ役がいないと、各部署ごとに孤立が生まれ、
お互いに「あっちの部署のことは知らない」「関係ない」という状態になります。
フランチャイズ本部においてはスーパーバイザーがこのブリッジ役を担うのが
良いかなと個人的には感じています。
現場を知り、ユーザーの声を知り、本部を知っているSVがブリッジ役を担うことで
各部門を自然に巻き込むことができます。
IT関連企業におけるプロジェクトチームのイメージ図です。
この図で言えば、PMOのポジションにSVが入るのが理想の形になるかなと考えます。
注意するべき意識としては、上下関係なくフラットに立ち回ることです。
各部門の課題、進捗を把握し、現場サイドの調整を行うSVはフランチャイズ本部に
おいてとても重要なポジションです。
SVだからと言って、加盟店だけを見ていれば良いかと言ったらそうでありません。
社内を巻き込み、加盟店にバリューを見出していくのもSVの立派なタスクです。
このイメージ図は、当然、小規模チームにも言えることなので、
良ければ従業員を巻き込んだ組織づくりの一環として参考にしてみてください。
ではでは。
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カウンセリングスキル
「カウンセリング」
依頼者の抱える問題・悩みなどに対し、専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のことである。カウンセリングを行う者をカウンセラー、相談員などと呼び、カウンセリングを受ける者をクライエント、カウンセリー、相談者/来談者などと呼ぶ。
※Wikiより
SVに必要な能力の1つにこのカウンセリングがあります。
カウンセリングといってもただ聞けば良いという訳ではなく、受け手に合わせた
言葉のチョイス、伝え方をしなければいけません。
その業界の専門知識を得ているのは前提として、時にはプライベートの悩みまで深く
相談に応じる事もあったりします。
よくある事例で言うと、ネガティブ思考の人に対してマインド変化を促す場面がそれにあたります。
何らかの原因により、ネガティブ思考になっている人に対しては、まずは接触機会を増やし、聞く事から始めなければいけません。
ある程度、根っこの部分まで確認が終わったら、前を向いてもらうためのアプローチに切り替えます。
当然、ここでの”聞き方”や”伝え方”を間違うと状況はさらに悪化します。
カウンセリングを行う場面では、基本的に相談者は”話したい”心境にあるので、
こちらからのアプローチは後にして、まずは聞き役に徹します。
少し話はそれますが、フランチャイズというパッケージは、その仕組上、
どうしても”楽して儲ける”みたいな感覚に陥りがちです。
実際、楽して儲かる商売があれば、苦労はありませんからね。
1人のSVとして加盟店には寄り添いつつも、正してもらうべき点は是正する。
紆余曲折あっても、最終的に理解してもらうことができれば自分はいくらでも憎まれ役になろうと考えています。
全ては1日でも早い加盟店の「自走」の為。
さて、今日はどんな1日になるのか楽しみですね。
ではでは。
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大阪市某区へ
先日、オープンから2ヶ月目に入る店舗へ訪問を実施。
大阪市某区にある大型商業施設内にある店舗。
区画は良いものの、オープンからの集客が芳しくない。
どんな業種においても、こういった状況はつきもの。
最初からロケットスタートを切れる店舗もあれば、2年目に花咲く店舗もある。
フランチャイズ業界に携わるSVはこういった状況に対して、少しでも早く
加盟店に対して適切なアドバイスを行う必要があります。
オープン後の進捗が芳しくないということは、オープン販促が商圏に響いていない
可能性が高いです。
ここで取るべき判断は大きく2つ。
・もうしばらく様子を見る。
・仮説を立てつつ、方針を変更。早めに舵を切る。
この場合、私は後者を選びます。
どんな業種においても、同業者は一定数存在します。
戦う市場は大別すると下図のように4つに分類できます。
私の場合は、赤丸を付けたニッチ市場を取りに行きます。
店舗型ビジネスにおいては「客数」×「客単価」で売上予測を算出していきますが、
「客数」を絶対正義と定義し、まずは集客することに舵を切ります。
このニッチ市場は、実はかなり「泥臭い」です。
その為、競合他社も好まず、競合性が低いのが特徴です。
根気よくやり続けることが必要ですが、大きく差別化を図れる戦略です。
今回訪問先のオーナーにはこの「ニッチ戦略」の方針について目線合わせを行いました。
あとは実際に「やるか」「やらないか」の勝負になります。
ここで、すぐに1歩を踏み出す人は、確実に成長していきます。
「ニッチ市場を狙った差別化戦略」ぜひ、お試しください。
ではこの辺で。
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SVにおけるコンサルタントスキルとは
良く自分は日頃からチームメンバーには「コンサルタントとしてのポジションを目指しましょう」と伝えています。
当然、フランチャイズにおけるスーパーバイザーにもコンサルタントスキルは必要不可欠です。
ただ、フランチャイズ業界において世間一般でいうところのコンサルタントというのは決して相性が良いわけではありません。
それは「コンサルタント」という言葉のイメージからしても、敷居が高く感じたり、お固い印象が強い為です。
私もコンサルティングファームに在籍している時は、仕事の進め方が今と全く異なりました。
簡単ですが、コンサルティングの進め方フローをご紹介します。
下図をご覧ください。
一般的にコンサルティング案件は上記の流れで仕事を進めていきます。
各セクションごとに期日が設定されており、基本的にはその決められた期日を
またぐことはありません。一度決めた期日はコミットできるように全力で動きます。
その為、時には人として”ドライ”に対応する局面が度々あったりします。
フランチャイズに加盟いただくオーナーはそのほとんどが事業会社出身の方です。
人の繋がり、人情、情熱などを大切にしている人が多く、人間味あふれる方が
とても多いです。
そんな人間味あふれるオーナーに先ほど挙げたフロー通りに仕事を進めると、
結果として「?」しか生まれません。
「それはわかるけど、もっと○○しても良いでしょう」
こんなやり取りが多発します。
仕事の進め方として、コンサルティングの知識を得ておくことは強みになることは間違いありません。
ただし、フランチャイズにおいては、コンサルティングの知識を理解しつつも、
相手に寄り添い、柔軟に提案・解決していく必要があります。
このバランスはとても重要で、言語化が非常に難しい領域です。
コンサル業界の経験だけで、フランチャイズコンサルタントを名乗る人が苦しむのは
まさにココです。”フランチャイズ”の特性を理解しきれていないのです。
仮に特性を理解していたとしてもそう簡単に対応できるものではありません。
私が持つSVメソッドは「SV+コンサルタント+人間力」のハイブリッド型です。
当然、ハードルは高く、誰でもできる仕事ではないと感じています。
分析力、企画力、提案力、論理的思考、改善力・・・求められるスキルも多いですが、
最終的に相手を動かすには「感情」を動かすことです。
相手の「感情」を動かすということは、それだけ”熱意”が必要になってきます。
そんなハイブリッド型のSV集団。
これが実現できたなら、見える景色はきっと爽快ですね♪
今回はこの辺で。
ではでは。
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安易な模倣はマイナスでしかない
スーパーバイザーとして良く相談を受ける内容があります。
それは「何か良い施策ないですか?」というもの。
私個人としてはこれほどナンセンスな相談の仕方は無いなと思っています。
本来は「○○の状況だから○○をやろうと思っているんですけど、どう思います?」
こんな感じで相談をもらえるのがベストです。
自分の店舗で、何をどう考えているのか?
その考えのどの部分に対してアンサーが欲しいのか?
ちょっと上から目線に見えるかもしれませんが
これはオーナーに「自走」をしていただく上においては必須の能力なのです。
自分で考えられず「思考停止型」の人になると、必ずどこかで壁に当たります。
反対に苦しみ、悩みながらも必死に0から1を生み出そうと努力をする人は
必ず自走できるようになります。
これは多くの加盟店オーナーを見てきた私個人の経験からも言える事です。
考えるのがめんどくさいから、とりあえず他社の模倣をする人がいますが、
それがどれだけムダなことなのか、私なりのフレームにしてみました
下図をご覧ください。
縦軸に「インパクト度合」、横軸に「同業他社の差別化度合」としてみました。
当然、狙うべきはインパクトも大きく、差別化度合も大きい”右上”の赤枠です。
図を見てもらうと分かる通り、「模倣したサービス」というのはインパクトも弱く、
当然差別化も計れません。それだけ、世の中の人が”見たことある”もしくは”体験済み”だからです。
赤枠内容をあえてハードル高く”現代に無いサービス”としています。
それだけここを狙うことが難しいという意味です。
違う言い方をすれば、ここを実現できればどんな業態・業種であっても
勝ち残ってくことができるでしょう。
頭の中ではぼんやりと認識していることも、こうして簡単な図1つで可視化され、
整理することができます。
混迷しているオーナーを「図1つ」で救えることすらあります。
スピード感良くアクションを起こすことはとても良い事ですが、
「何のためにやるんだっけ?」という視点は間違わないようにしなければいけません。
人と同じことをやれば、結果もまた同じです。
頭1つ抜き出るための「差別化」にぜひこだわってみてください。
ではでは。
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○○している「つもり」の罠
先日、ある担当オーナーより1本の入電。
電話のトーンからして、すぐに良い内容ではないことに気付いた。
内容としては以前、対応したお客様(Aさん)の知人(Bさん)が来店され、
Aさんから「接客の対応が良くなかった」と共有があったとのこと。
オーナーからは”悪評”が広がることを恐れているような発言が目立っていた。
この瞬間、私の脳裏に浮かんだことは・・
「自分本位でしかない」
そう。原因を追究することより、自分の保身に走っていると感じたのです。
さらに自分から事実確認を進めていると、
「その時はお客様は喜んでいました」
「私も最高の接客をしたつもりです」
こうなってくると、なかなか案件としては「クリティカル」である。
はっきりいって要指導レベル。
「コミュニケーション」というのはいくつかの種類があります。
「コミュニケーション」という抽象的な言葉は、実は大別すると2つに分けることができます。
他にも例を挙げればあるとは思いますが、要はその”手法”が前提として理解されていないと、いつまでたっても改善につながることはありません。
今回のオーナーに関しては、基本的は一緒にコミュニケーションに関する座学を行います。根っこの部分を理解してもらう必要があるからです。
これは年配の人であればあるほど、凝り固まっているので時間はかかります。
でもそれを良い意味で「壊す」ことが必要です。
もう少し深堀りすると、「コミュニケーション能力」は大きく4つに分ける事ができると自分は考えています。
このどれか1つでも欠けていれば、基本的に「受け手側」はマイナスの印象を受けることになります。
”コミュニケーション”と言えば便利な言葉ですが、実は相当深いです。
少し話を広げてしまいましたが、要は自分も多くの加盟店を担当する
スーパーバイザーとして、追求するところは、追求しなければならないという事です。
中途半端にしていれば、お互い不幸でしかないですからね。
今回、相談いただいた加盟店には近日臨店予定なので、改善アプローチも楽しみです。
簡単に表現できる言葉も、構造化してみると実は深いことが見えてきます。
ぜひ、追求してみてください。
では今回はこの辺で。
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問題定義と解決方法
今回は日頃から私が使っているフレームワークのご紹介です。
厳密に言うと「頭で描いている」と言った方が適切かもしれません。
スーパーバイザーとして「何らかの課題」に直面した時、当然、加盟店に対して
改善アプローチをとらなければいけません。
例えば物販における「集客不振」を例にしましょう。
下図を見てください。
見て分かる通り、5W2Hの横軸に対して、縦軸でその原因となりえそうな項目を列挙しています。この列挙する項目は基本的には多いほど効果的です。
必要な項目を書き出せたら、あとは横軸にそって意思決定をしていくだけです。
簡単なフレームワークではありますが、自分の考えていることが整理・可視化できるのでとても効果的です。
また、場合によってはオーナーと一緒にブレストをしながら、書き出してみるのも良いと思います。そうすることで、お互いの目線合わせにも繋がり、信頼にも繋がります。
オーナーから相談を受けた時、パパっと裏紙とかに今の現状を書き出して、
意思決定をしながら、仮説を導く。改善提案の出来上がりです。
どうです?何か見えてきました?
世にあふれるビジネスフレームワークも本で見るだけではまったく意味がありません。
まずは、練習がてらにどんどん業務に取り込んで自分なりの形を作るのが良いです。
そうすることで、オンリーワンの武器ができあがります。
ぜひお試しあれ。
ではでは。
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聞かれる前に「提案」する
提案・企画力。
ビジネスパーソンであれば、必須のスキルでしょう。
私個人の見解ではここの能力が高ければ高いほど、「その他大勢」から抜け出る可能性が高くなると感じています。
それだけ、苦手な人が多いということでしょうか。
「提案」という言葉には”良い内容”もあれば、”悪い内容”も当然あります。
時には非常に言いづらいことに関しても、提案しなければいけない場面もあるでしょう。
スーパーバイザーのタスクにおけるオーナー支援では、
集客に関する改善提案がほとんどのケースです。
不振店を回復させるために、もしくは好調店をさらにのばす為に効果が見込める施策に関して、どんどん提案していきます。
当然、やる・やらないは受け手側次第となりますが、
我々SVとしては、やれることは全てお伝えしていかなければいけません。
可能であれば、質問を受ける前に”提案”が望ましいです。
なぜか?
質問を受けてからでは、ちょっとスピードが遅いからです。
同じ業界・業種のSVであれば、現場から相談される内容というのは、場数を重ねれば重ねるほど、集約されていきます。
その為、ある程度のケーススタディは事前に伝達しておくことが可能な訳です。
「○○の状況になる前にやれることリスト10選」
どこかのYouTube番組みたいですが、要はこういうリストを作成しておいて
事前に共有しておけば、支援活動も進捗確認で済むようになります。
この提案が場当たり的になると、説得力に欠け、後手に回り始めます。
何事も”やられる前にやる”のが鉄則です。
これが習慣づいてくると、SVとしては”信頼”を得やすくなります。
「いつも相談をする前に、良い提案をしてもらえる」
当然、こちらから与えるばかりではいけませんが、
後手に回る方がもっと最悪です。
自分のブログでは「洞察」という言葉を数回使用してきていますが、
この領域もまさに日頃の洞察が鍵を握ります。
ぜひ、みなさんのカウンターパートナーの人が、今日考えていそうな事を予想しながら、解決のための提案をしてみてあげてはいかがでしょう。
ではでは。
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「何で」損して得(徳)をとるか
「損して得をとれ」
「損せぬ人に設け無し」
商売に関わる先人たちが残してくれた言葉は、令和の時代においても
その本質を射抜いており、揺るぎない商売の原点だと感じます。
私も加盟店オーナーと会話する時には必ずお伝えしていることがあります。
「同業と同じことをやっていたら負ける」
「同業が嫌がることを積極的にやる」
「非常識を常識にする」
言葉は違いますが、「損して得をとる」という言葉には通ずるところがあります。
今の時代に”無いサービス”や”無い商品”を探すのはかなり厳しくなりました。
それだけ、物にあふれ、情報にあふれています。
そんな時代においても、商売をする以上は勝ち残らなくてはいけません。
では、どうするか?
これが簡単にわかるのであれば、苦労はありません。
ましてやコロナ過において、集客をするのは困難を極めるでしょう。
私の中で可能性を感じていることが1つあります。
それは「GIVE」からスタートすること。
そう。与えることから始めてみるのです。
飲食でも物販でも、まずは「無償」で試してもらう。
そこでの対応・品質・評価がよければ、高確率でリピートに繋がるでしょう。
やり方は工夫が必要ですが、個人的にはかなり可能性を感じてます。
私がこういう気づきの話を、誰かにお伝えしたとしても、
実際に行動に移すのは10人に1人くらいでしょうが。。。
まずは、自らの動きで検証をしてみたいと思います。
この結果はまたどこかで。
敵を知り、己を知る
どんなビジネスでも避けては通れない同業者の存在。いわゆる「競合店」
フランチャイズ業界における同業種の戦いは激しさを増すばかりです。
私自身もチームを牽引する一方で、1人のSVとして、加盟店の立ち上げ支援を行いますが、意外と印象を強く受けるのが「敵を知ろうとしない」ことです。
同業他社が毎月、何をどのように行っているのか?
ここを知らずして走るのはリスクが大きいです。
敵がこちらを熟知しているとすれば、それこそ手のひらで転がされることになります。
競合分析においてはフレームワークとしてよく使用される「SWOT分析」が良いでしょう。
詳細はここでは割愛しますので、興味のある方は検索してみてください。
自社の強み、弱みを良く理解しておくことは、何かのアクションを起こすときに
有効な判断軸となります。
その業界、商圏でどのポジションを狙い、どう拡大させていくか。
この視点を持っていないと、全てがその場しのぎになり、結果として後手後手になっていきます。
「敵が刀をもってきたから、こちらは急いで盾を用意しよう」
ではなく
「敵が刀を持っているのが確認できたから、いつでも対応できるように盾を準備しておこう」が理想です。
今あげた例は、どちらかと言えばディフェンスの話ですが、オフェンスの場合も一緒です。
「敵は○○が弱いから、こちらは○○をすれば、一気に弱るハズ」
ここが分かっているだけで、見える景色は全く変わってきます。
いきなり訪れる「不安」というのは、ほとんどが「見えていない」もしくは「想像できていない」という状況に紐づきます。
だとしたら、空き時間を有効に使い、徹底的に調べあげるのみです。
あれこれ考える前にアクションを起こしましょう。
その1つ1つの行動が己を強くしていきます。
敵を知り、己をしること、ぜひ強く意識してみてください。
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コンプライアンスの落とし穴
コンプライアンス。
「企業などが、法令や規則をよく守ること。法令遵守。」
フランチャイズにおいてもオーナー、スーパーバイザー例外になく、守らなければいけません。
当然のように理解しているつもりでも、定期的に起こるのがコンプラ問題。
その最たる例が「セクハラ」「パワハラ」です。
どちらも定期的に表面化する問題ですが、実際のところはセクハラ問題の方が多いような印象です。
しかもクリティカルなのが、当事者がその意識をもっていないこと。
本人は仲良くしている「つもり」でも受け手側は不快に思っているという事。
そこに気付かず、安易な発言や不用意なボディタッチなどをしてしまっている訳です。
本当に関係性が出来上がっていて、お互いに不快でなければ、表面化することもないとは思いますが、ここに関してはこれまでも記事に書いてきたように「観察」「洞察」が鍵となってきます。
喜んでいるのか、愛想笑いなのか、不快に思っているのか、はたまた別の観点か、
これらの感情を見極めるのはビジネスパーソンには大切なスキルです。
親しき中にも礼儀あり。
まさにこの言葉の通りで、線を引くべきところはきちんと引かなければダメですね。
私も1人の男性なので、そういった感情は理解できます。
ただ、理性のままに行動すれば、一生を台無しにすることすらあります。
何事においても積み上げてきたものは、一瞬で崩れ去るものです。
とは言え、人である以上、仲が悪いよりかは良い方がいいですよね。笑
ONとOFF。
メリハリをつけて「やる時はやる人間」個人的にはこれが良いですね。
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