副社長のブログ

株式会社フリグマ取締役副社長。サービス系事業会社/独立系コンサルティングファームの経験を活かし加盟店の経営課題解決へ向けた支援を行っています。 ブログではビジネスコラムを中心にフランチャイズに関する内容を書いていきます。 バスケ好き。Twitterでは有益なビジネス書籍を1スライド図解で紹介中。

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安易な模倣はマイナスでしかない

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スーパーバイザーとして良く相談を受ける内容があります。

それは「何か良い施策ないですか?」というもの。

 

私個人としてはこれほどナンセンスな相談の仕方は無いなと思っています。

本来は「○○の状況だから○○をやろうと思っているんですけど、どう思います?」

こんな感じで相談をもらえるのがベストです。

 

自分の店舗で、何をどう考えているのか?

その考えのどの部分に対してアンサーが欲しいのか?

 

ちょっと上から目線に見えるかもしれませんが

これはオーナーに「自走」をしていただく上においては必須の能力なのです。

自分で考えられず「思考停止型」の人になると、必ずどこかで壁に当たります。

 

反対に苦しみ、悩みながらも必死に0から1を生み出そうと努力をする人は

必ず自走できるようになります。

これは多くの加盟店オーナーを見てきた私個人の経験からも言える事です。

 

考えるのがめんどくさいから、とりあえず他社の模倣をする人がいますが、

それがどれだけムダなことなのか、私なりのフレームにしてみました

下図をご覧ください。

 

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縦軸に「インパクト度合」、横軸に「同業他社の差別化度合」としてみました。

当然、狙うべきはインパクトも大きく、差別化度合も大きい”右上”の赤枠です。

図を見てもらうと分かる通り、「模倣したサービス」というのはインパクトも弱く、

当然差別化も計れません。それだけ、世の中の人が”見たことある”もしくは”体験済み”だからです。

 

赤枠内容をあえてハードル高く”現代に無いサービス”としています。

それだけここを狙うことが難しいという意味です。

 

違う言い方をすれば、ここを実現できればどんな業態・業種であっても

勝ち残ってくことができるでしょう。

 

頭の中ではぼんやりと認識していることも、こうして簡単な図1つで可視化され、

整理することができます。

混迷しているオーナーを「図1つ」で救えることすらあります。

 

スピード感良くアクションを起こすことはとても良い事ですが、

「何のためにやるんだっけ?」という視点は間違わないようにしなければいけません。

 

人と同じことをやれば、結果もまた同じです。

 

頭1つ抜き出るための「差別化」にぜひこだわってみてください。

 

ではでは。

 

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