「遠隔マネジメント」
多店舗展開を検討する上では避けては通れない点ですね。
自分が出店したいと思うところに、理想の物件が出て出店に繋がるケースはほんの一握りです。
そういった意味では、少し遠方でも魅力的な物件が見つかれば、即決できるような環境を整えておくことが成功への近道かもしれません。
ただ、事実ベースでお伝えできることとすれば、店舗運営において、遠隔マネジメントの成功事例と呼べる事案はあまり聞いたことがありません。
その要因として紐づく先はやはり「人材採用・教育」です。
自分が身を入れれば、数字を作れるが、代わりの人間では務まらない。
そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
近年の人材業界は空前の売り手市場とも言われています。
ただでさえ、人材難なのに、良い人材を発掘するとなると至難の業です。
しかも、良い人材は起業したり、正社員で良いポジションについていることがほとんどです。
では、どうすればよいのか?
結論、特効薬と呼べるものはないのが正直なところです。
売上は「人」が作るわけですから、その「人」がいないと何もできません。
ということは、あらかじめ人を用意しておく必要があるということです。
ここで課題になるのが、「人件費」です。
足元の事業だけでなんとかしようとすれば、捻出も難しいでしょう。
ですが、環境が整うまでの期間限定とすれば、別の生産性を考える事はできますね。
次の新規出店が整うまでという前提において、
・期間限定の新規事業で収入を作る。
・業務委託を利用し、別の案件で収入を作る。
・クリエイターとして何かを生み出し収入を作る。
まだ、考えれば出てきそうですが、要は人件費を補うことを“本気”で考えれば、
アクションの取りようはあるということですね。
例えば、オーナー1人、社員1人だとして、2店舗目に向けてもう1名採用したいとします。
ですが、新人の人件費が圧迫する。
こんな状況で動きが遅くなる人は大勢います。
採用面接の時に、候補者との合意が取れれば、こんな状況も打開することができます。
仮に1人あたりの人件費が25万/月だとしたら、この25万を“別の方法”で生み出せばよい訳です。
あとは、本気になるかの勝負ですね。
攻めの出店戦略で、経費をカバーするには攻めるのが良策だと考えます。
ひとたび守りに入れば、お互いにとってストレスもありますし、不幸でしかないでしょう。
とは言え、人の確保をクリアしたとしても、最終的にはマネジメント力が問われることに変わりはないです。
遠隔マネジメントの失敗例で必ず上位にくるのは、「現場をしらないこと」です。
現場から遠い人ほど、現場には最大限の配慮が必要です。
これらの課題がクリアできた時、全国規模での店舗展開が視野に入ってくることになるでしょう。
遠隔マネジメントは決して簡単ではありませんが、その分、チャンスがあるとも言えます。
興味のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
ではでは。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
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