日本型雇用の「大崩壊」
「新卒採用で高度人材だけを採る」
パナソニックやホンダ、フジテレビ、博報堂など大手企業による希望退職の募集が増加している中、IT大手のGMOインターネットグループが、新卒採用に関して高度人材に絞る方針を決定したというニュースがありました。
これが意味することとは。
ちなみに日本における大卒の初任給は20万円位。
GMOの方針によると、これにより年収は初年度から710万円とし、3年目以降は再評価した上で報酬を決定するそうです。
まさに別格の扱いですね。( ;∀;)
コロナによるリモートワークが加速した中、デジタル化を進める企業の動きも活発化しており、採用難の改善策としてどうやら”生産性向上”に振り切る形みたいです。
そもそも日本国内の企業では事業の中核を担う人材に加えて、付随する事務ワークの人材を大量に確保しなければいけない事情があったりします。
しかし、AIの利用による自動化を進めることで、事務ワーク系の人材を大幅に削減することが可能となります。
こういった動きは、専門家の人たちがかなり前から予想していた流れですね。
予想よりも時代の流れが速いといったところでしょうか。
これまで裏方で会社を支えてきた”古株”を切り捨て、自動化を推進。
同時に優秀な新卒を採用しつつ、希望退職をつのる。
確かに組織の活性化をするには効率が良さそうです。
ただし、「働く側の心中」は穏やかではないですね。
たとえ、エンジニア系の専門職であっても、”指示待ち型”の人材は仕事がなくなるということ。
世の中のバックオフィス系の方はこれからの10年、激動の時代となるでしょう。
対策は1つ。”先端技術を利用する側”の人材にならなければいけません。
指示された仕事だけをこなしてお金をもらう時代は終わりを迎えようとしています。
少子高齢化の日本は人口が減り続けています。
といういことは当然、生産性も減少していきます。
ただでさえ、力のある人は独立していきますから、企業として人材に関する課題克服は急務な訳です。
今後、恐らくGMOに追随する企業が増えてくるでしょう。
まさに”日本型雇用の崩壊”が始まる訳です。
企業に勤めていることが「リスク」とさえ感じる現代。
みなさんはどう考えるでしょうか。
時代に飲みこまれる覚悟を持つか。
それとも時代を逆手に取り、さらに飛躍するか。
これが”正解”というのはないでしょう。
それでも加速する時代に遅れを取らないようにしていきたいものですね。
ではでは。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
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