フランチャイズ展開のタイミングとは
店舗型のビジネスを経営されている方であれば、一度は“フランチャイズ化”を検討したことがあるでしょう。
「直営店の実績も出てきたし、そろそろ広げてみたい」
この流れで広げるフランチャイズモデルは成功の確度も高いものになるでしょう。
一方で、“起死回生”の策として、“一発逆転”を狙ってという考えであった場合、
そのほとんどは失敗に終わります。
厳しいですが、これが現実です。
では“どんな状況”であれば、理想のフランチャイズ展開が可能なのでしょうか。
結論から言えば、適正な利益が確保され、且つ、誰でも対応できるような仕組化がされている状態が理想でしょう。欲を言えば、ここに“他者を惹きつける”ものが合わせれば、より強いパッケージになるでしょう。
これは前回記事の“理念”に繋がるものです。
世間を良く見渡せば、あっちもこっちも“フランチャイズ”みたいな景色のところもありますが、「時期尚早」で入れ替わりが激しいのもこれまた事実です。
ではなぜ、こういった「時期尚早」のようなことが多発するのでしょうか。
それは、現存するフランチャイズ本部が無茶な予算を立てていることに起因します。
これが故に、加盟サイドは必死になりますから、ちょっとくらいの懸念材料など、
全く気にせず受け入れていきます。
すると何が起こるか。
想像できるほとんどのトラブルに繋がる訳です。
その先に待ち受けているのは“業界自体の風評被害”です。
「フランチャイズはあやしい」
「フランチャイズは儲からない」
「どうせ儲かるのは本部だけ」
などなど。
フランチャイズ業界に“旋風”を巻き起こそうとしている我々からしてみれば、
これ以上、やっかいなことはないのです。
優れたビジネスモデルを適切な時期にフランチャイズ化へ。
こうしていくことにより、少しずつ業界自体も良い方向へ進んでいくのではと自分は考えます。
焦らず堅実に。
千里の道も一歩からです。
ではでは。
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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)取締役副社長
横川 哲士(tetusji yokokawa)
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