先日、大手コンビニエンスストアにおいて、契約解除に関し、
高額な違約金を請求したとして、加盟店とのトラブルになっているという記事に目が止まりました。
フランチャイズという枠組みの中ではコンビニを中心に加盟店とのトラブルが後を絶ちません。
しかも内容を見ると、どれもこれも似たりよったり。
これはいいかげん、どうにかならないものなのでしょうか。
恐らく”構造”そのものが良くないんだろうなとは感じていますが。
フランチャイズ本部が10社あれば、10通りの考えがあるでしょうから、
細かいことはおいておくとして、根本的な理由はやっぱり「人」に起因すると私は考えます。
本部目線で考えれば、どこまでも人まかせで”他責”な加盟店。
加盟店からすれば、どこから見ても”自分本位”で本部有利な契約書。
大別すれば、トラブルのほとんどがこの2つに集約されていきます。
こうなってくると、フランチャイズというモデルそのものが破綻しますよね。
どんな綺麗ごとをならべても、フランチャイズという契約である以上、
加盟店は”看板料”、すなわち「ロイヤリティ」を払う必要があります。
加盟店からすれば、そのブランドを使用することで、手軽に集客・売上を確保する
目途が立ちますから、手っ取り早いと食いつく人も多いのが現状でしょう。
ただし、その”ブランド”を使えるからといって、成功が約束されているわけでは全くありません。
努力、工夫もせずに儲かるビジネスがあれば、とっくに皆がやっているでしょう。
そういった意味では常に高い志を持たなければいけません。
一方、本部は自社のブランディングを行っていくうえで、高い志を持たなければいけません。
ルール無用、来るもの拒まずで走っていればいずれ足元をすくわれるでしょう。
特に本部の社長は人を引き付ける”魅力”と”理念”を持ち合わせる必要があります。
ここが強力であればあるほど、どんな困難に陥ったとしても加盟店オーナーはそうそう白旗をあげません。
むしろ”なんとかしよう”と団結する動きを取るでしょう。
FC本部と加盟店の間で起こる数々のトラブル。
私にはその”原因”はちょっとした”気づかい”が足りないだけのような気がしてなりません。
時代が大きく流れようとも、会社規模がどんなに大きくなろうとも
人である以上、忘れてはいけない事があると思うのです。
本部と加盟店である前に、「人と人」ですからね。
そんな”言語化”が難しい領域も可能な限り追及していきたいと思っています。
ではでは。
-------------------------------------------------------------------
株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)取締役副社長
横川 哲士(tetusji yokokawa)
フランチャイズ関連の御相談や各種お問い合わせ、
あるいはFC本部立ち上げ/FC本部構築/フランチャイズ化など、
3年で100店舗をコミットするフランチャイズオーガナイズサービスを御希望の際は、
下記メールアドレスもしくはHP内のお問い合わせフォームにて承ります。
初回御相談は無料です。お気軽にどうぞ。
info@flegma.jp
【HP】
flegma(フリグマ)|コミットするFC本部のパートナー
※まだHPは未完成状態です。何とぞ御容赦くださいませ
----------------------------------------------------------------------