「食べログ」案件に見る訴訟ラッシュの可能性
グルメサイト「食べログ」で評価(点数)を不当に下げられ、客が激減したとして、焼き肉チェーン「韓流村」(東京都港区)がサイトを運営する「カカクコム」を訴えていた訴訟の判決が、16日、東京地裁でありました。
結果として地裁は評価基準の変更が独占禁止法で禁じられた「優先的地位の乱用」に当たると判断。
「不当な不利益を与えている」と認め、カカクコム側に約3840万円の賠償を命じました。
食べログ側が敗訴です。
なんでも詳細を確認すると、食べログ側のアルゴリズム変更に伴い、食べログ加盟店の評価が著しく低下。食べログ依存度が高い加盟店は大きな客数減に至ったようです。
察しの良い方なら感じていると思いますが、このケース他にも起こりえますよね。
例えば大手物流のアマ○ン。
口コミよるEC店舗の評価はまさにこのパターンでしょう。
Googleマイビジネスの口コミも例外ではないような気がします。
こうなってくると、訴訟ラッシュの可能性すらありそうですね^^;
昨日も少し書きましたが、便利な世の中になるのは良いですが、なんでもかんでも可視化されてくると、違った問題が出てきますよね。
口コミは捏造され、マーケティングリサーチも絞られ、リスティングは資金を投入した者勝ち、広告もおとり広告。
ホントに何を”正”として判断したら良いのかわかりませんね。
ここ数日、大手企業に関する”膿出し”みたいなニュースが続いていますが、何かそういった動きがあるんでしょうか。
もしかしたら、世直しのために正義のヒーローが暗躍しているかもしれませんね。
問題を起こしてしまった企業も、初めはきちんとふんどしを締めていたはずです。
それがいつの間にか奢りに繋がり、足元をすくわれているのでしょう。
これは1人の人間に置き換えても同じことが言えそうです。
どんなに絶好調であろうと、初心を忘れずに精進したいですね。
ではでは。
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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)取締役副社長
横川 哲士(tetusji yokokawa)
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