副社長のブログ

株式会社フリグマ取締役副社長。サービス系事業会社/独立系コンサルティングファームの経験を活かし加盟店の経営課題解決へ向けた支援を行っています。 ブログではビジネスコラムを中心にフランチャイズに関する内容を書いていきます。 バスケ好き。Twitterでは有益なビジネス書籍を1スライド図解で紹介中。

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加盟店に見る人材教育3つの失敗例

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フランチャイズオーナーに限らずですが、人材教育について悩みを抱えている方も多くいらっしゃると思います。
今回は私が見てきた人材教育の「落とし穴」的な要素を3つに絞って書いてみたいと思います。

失敗例① オーナー自身が現場に入らない

えっ?っと思った方もいるかもしれませんね。
実は意外と遠隔マネジメントでの教育成功例は少ないんです。
その理由としては「現場」と「経営サイド」とのギャップが生まれる事。
現場からすると、「何もわかってない人に言われたくない」となりがちなんです。一方で経営サイドからすると「こんなことも出来ないのか」となる訳です。

結論として、このギャップを完全に埋める事は難しいと思います。
ですが、お互いに配慮をすることはできます。
経営サイドは現場を気遣い、現場は広い視野で経営サイドを気遣う。
このバランスが取れない限り、コミュケーションにも齟齬が生まれ、店舗の成績もままならず、いつまでたっても離職が続いたりします。

失敗例② 店舗の人事設計(主に評価制度)があいまい

私が見てきた従業員さんの中で、必ずと言って良いほど退職理由の上位に入るのが「何のために働いているのかわからなくなった」という理由です。
そこについて深堀をすると、結局は給与関係に紐づいたりします。
何をどうしたら、どうなって、その先には何が待っているのか?
経営サイドは絶えず、現場の従業員に耳を傾けて、良い人事制度を構築しなければいけません。叱る時は叱り、褒める時は思いっきり褒める。
こんな当たり前に聞こえる点も実際はできていない人は本当に多いです。
間違ってもトップダウンで経営サイドの意見を押し付けない事です。
(昔のやり方で今はもう古いです)

失敗例③ 従業員と本音ベースの会話ができていない

あえて「本音」という言葉を使いました。
これには理由があり、表面上で会話ができる人はそれなりにいるからです。
日頃から細かく会話ができていると、自然と従業員からも「何かあったら相談しよう」という意識に変わってきます。
(補足をしておくと、言葉の言い回しを間違うと簡単に事故ります)
反対にいつも現場の揚げ足ばかり取っていると、現場からは「何を言っても否定ばかりだからやめておこう」となる訳です。

現場に顔を出すのが難しければ電話でも良いですし、極力、対面で顔を見れる日は顔を出した方が良いです。

私が知っているオーナーで、決まって従業員の誕生日にはバースデーカードを送っている方がいらっしゃいます。
しかも、退職した従業員にも送り続けているのです。
そんなオーナーにはやっぱり自然と人が集まってきます。

「ちょっとした気配り、配慮、思いやり」忘れずにしていきたいですね。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。<(_ _)>
また次回の記事でお会いしましょう。
ではでは。