ITの加速で人間関係は希薄化するのか?
AI、IoT、Fintech、近年はIT化が加速し、世の中は便利になる一方ですね。
その中で危惧されているのは「人間関係の希薄化」です。
フランチャイズ業界でもIT化の動きは活発になるばかりです。
便利を追求する反面、人付き合いを苦手とする若者が増えているのも、
これまた言い逃れのできない事実でしょう。
業務改善の一環としてITの力を導入し、”時間”を捻出することは、素晴らしい取り組みだと思います。
その取り組みにより生まれた時間を効果的に使用することもできますからね。
ただ、なんでもかんでも「効率化」「機械化」をすれば良いとは限りません。
世の中は便利になる一方ですが、少子高齢化がますます加速することも忘れてはいけません。
出典:「5年前より職場の人間関係が希薄化している」と感じているのは、全体の半数弱
人間は年を重ねると、記憶力、判断力、反射神経、さまざまな能力が低下していきます。
そんな年配層の立場から見て、AIの世の中が住みやすいでしょうか?
パソコンやスマホがわからないと情報弱者になってしまう時代が、本当に便利な世の中と言えるでしょうか?
そういった意味において、「人」の力は絶対的に必要なのです。
人間が人間である以上、ビジネスにおいても、忘れてはいけない領域があると私は考える1人です。
だからと言って、IT化を否定する訳ではありませんが。
例えばディズニーランド。
今はキャストさんたちがたくさんいますが、キャストさんを全てロボット化した場合、
施設内を誘導、案内する人材コストを大幅にカットできるでしょう。
タッチパネルや自動音声等で管理され、見る側もわかりやすい側面はあるかもしれません。
ただ、そうしてしまうことで「楽しみの1つ」だったものが失われるのは想像にたやすいです。
キャストさん1人1人の個性が、表情変化が施設の楽しい空間づくりに大きく影響しているからです。
繰り返しですが、システム導入による業務効率化は大賛成です。
ですが、メスを入れる領域を間違うと取り返しのつかないことになってしまいます。
なんでもかんでもオンライン、機械化を行った先には何が待っているのでしょうか?
最初は目新しく、感動する人も多いかもしれませんが、そんなのは一時的なものですぐに慣れます。
「先人の知恵」と良く聞きますが、忘れてはならないものが、少しずつ忘れ去られているような気がしています。
古き良き知恵を継承し、新たな知恵を取り込む。
そんなハイブリッド型の人材形成が、今の時代に求められているマネジメントなのではないでしょうか?
ではでは。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
-------------------------------------------------------------------------------------------
スーパーバイザー関連(採用/教育/研修/評価精度/その他)に関するご相談は
TOPページ上部「お問い合わせ」より可能です。
尚、下記メール宛先でも対応可です。お気軽にどうぞ♪ ※ご相談は無料です。
franchise.retsuden@gmail.com
-------------------------------------------------------------------------------------------
Twitterもやっています。よければフォローしてくださいね(^-^)