言葉の引き出し④
今回は言葉の引き出し④としてお伝えします。
設定場面は「言いづらい事を言わなければいけない場面」です。
ビジネスパーソンであれば、誰しもそんな場面ありますよね。
結果的に言いたいことの半分も言えず、不完全燃焼になったり。
もしくは、相手の感情を逆なでしてしまい、纏まる話も纏まらなかったり。
フランチャイズ業界におけるスーパーバイザーは、特にこのあたりのスキルは高いものが求められるかもしれません。
他責にするのは簡単ですが、いかにして自責の念をもってもらえるか。
適切な言葉を選び、上手に伝えるスキルは全ての仕事に通じるポイントですね。
前置きが長くなりましたが、日常私が良く使うフレーズを今回も3つご紹介します。
・厳しい事を言うと
・直球で言うと
・頭から否定する訳ではないですが
以上の3つです。
順番に補足していきます。
・厳しい事を言うと
受け手に取って、刺激が強いフレーズをいきなりぶつけると、相手の感情も一気に動きます。良い方向に振れれば良いですが、ネガに振れたらひとたまりもありません。
そこで、クッションとして「これから厳しいことを言いますよ」という前置きに使用するイメージです。
ポイントとしては、なるべく平常心で伝えることです。
冷静に物事を整理しながら伝える事は、受け手に取っても説得力を与える事ができます。
反対に”感情にまかせた発言”をすればどうなるかというのは言うまでもありません。
とても使い勝手の良いフレーズなので、ぜひ使ってみてください。
・直球で言うと
まさにそのままです。笑
なにも濁さず、自分の思ったことを直球で言います。
例えば、とあるお店で従業員から、「店長が嫌い」だと相談を受けたとします。
その店長に向けて「従業員から嫌われてますよ」と直球で伝える感じですね。笑
当然、関係性がありますから伝えるタイミングは選ばないといけません。
然るべきタイミングで「直球で言うと」という言葉をはさみ、ぶつけます。
すると、受け手は「鳩が豆鉄砲を食ったような顔」をするでしょう。
少しの沈黙はあるかもしれません。
その間を上手く使いながら、今後の対策について相談してあげてくださいね。
・頭から否定する訳ではないですが
これは、相手の話に納得できない時、もしくは矛盾をしていると感じた場合などに使います。
本当は「真っ向から否定したい」のですが、それでは相手もむきになるので、
最大限の配慮をするために、この言葉をクッションとして前置きします。
A「それは違います」
B「頭から否定はしないですけど、○○した方が○○なので良いと思いますよ」
AとBを比べてどうでしょうか?
どちらが良いかは一目瞭然だと思います。
何かを否定するにも、これだけ伝わり方が違ってきます。
あくまで、相手の意見は尊重をしつつ、さらに良い提案を加えて変化を促すことで受け手側に与える印象も大きく変わってきます。
今回挙げた3つのフレーズは私自身も良く使っています。
時に厳しく、時に優しく。
メリハリをつけた仕事を心がけたいものですね。
ではでは。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
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