「ヒアリング」と「カウンセリング」
「聞く力」
そんなフレーズを耳にするのはいつ頃からだったでしょうか。
とある芸能人の著書がきっかけなんですかね。
人と接する以上は避けては通れないスキルである
「コミュニケーション」
個人的には抽象的な印象が強い言葉なのであまりしっくりこないのが正直なところです。
会話だけでなく、アイコンタクト、身振り手振り、文章、などなど。
コミュニケーションとしてくくれるものは色々ありますからね。
自分が人と接する上で大切にしているのは「洞察力」なんですが、
その中でも「ヒアリング」と「カウンセリング」というのは重要度が高いかもしれません。
情報が乏しければ、相談に応じることもできませんからね。
そもそも、この洞察力が磨かれる大きなきっかけが私にはありました。
それはコンサルティング会社在籍時の出来事。
大型プロジェクトに関する人員トラブルで社としてクレーム対応をした時でした。
その時は「代表」と「プロジェクト関係者」が集まり、打ち合わせが始まりました。
先方の言い分に対し、しばらくの沈黙を経て回答する代表。
おそらく頭の中では凄まじい勢いで言葉の整理がされ、相手の心理を読みまくっていると容易に想像ができました。
お互いに一流のトップコンサルです。
その会話のやり取りのインパクトはものすごく、検事と弁護士のようなやりとりだったことを今でも覚えています。
非がある点は謝罪を行い、その上で大胆な提案を行い着地しました。
その帰り道、みんなで”心理ゲーム”の振り返りを行っていました。
「目の前の人が今何を思い、何を発しようとしているのか」
「そもそもの論点はどこにあって、何を求めているのか」
「どう着地させれば、お互いに理想であるか」
このできごとをきっかけに自分の中で劇的に磨かれたことです。
当時は来る日も来る日も、本当に仕事が肌に合わずきつい日々でしたが、
今振り返れば、財産になっていることを考えると、やっぱり無駄ではなかったなと感じいます。
どんな経験も財産になるもんですね^^;
これからも”洞察力”には磨きをかけていきたいと思います。
ではでは。